新井人形店の工房Now!
2015.07.17
木目込人形の衣裳。
木目込人形に使う正絹の織物です。
これは金糸を織り込んでいない、後染めの布で、主に姫の衣裳の袖の重ねや単衣(ひとえ)などに使います。
雛人形は特に「お姫様」の衣裳がポイントとなりますが、袖口と襟の重ねの配色、いわゆる「いつつぎぬ」の選定で雛人形はかなりイメージが変わります。
明るい色合い、落ち着いた色合い…などなど。
姫の上着、いわゆる「唐衣(からごろも)」と表衣(おもてぎぬ)と調和する色を見つけます。
布地の選定を始めると、仕事場がとっても散らかります。
こんな感じで、新しい衣裳の雛人形の配色が決まっていきます。
実際に衣裳を着せ付けた後で修正する事もしばしばですが…。
大変な作業ですが、ワクワクする楽しい仕事でもあります。
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有限会社 新井人形店
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