新井人形店の工房Now!
2015.07.07
木目込人形、ボディの生地ごしらえ
木目込人形の製作において、手間のかかる工程の一つが生地ごしらえです。
木目込人形は桐塑(とうそ=桐の粉)を正麩糊(しょうふのり)で練り、型から抜きます。
これを乾燥室で乾かしますが、型の合わせ目にはどうしてもバリが出来ます。
先ずはこのバリをヤスリで削ります。
ただ今、木目込み人形の「高砂」の生地補正をしております。
左下の粘土の様なものが桐塑(とうそ)を正麩糊(しょうふのり)で練ったもので、ボディの生地と同じものです。
これは木目込みのボディの欠けている部分や、凹んでいる部分を補正するために使います。
竹のヘラを使います。
竹べラは自分たちで、使いやすいように作ったものです。
この段階をキチンとやっておかないと、木目込みの仕上がりが綺麗にいきません。
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