伝統工芸品として古くから愛されてきた『木目込人形』とは
『木目込人形』という言葉を聞きなれない方も多いかと思います。古き良き歴史と美しさを多くの知ってほしいという願いから、特徴やルーツをわかりやすくまとめました。さらに人形ギャラリーのページにはたくさんのお写真もご用意しておりますので、ぜひご覧ください。木目込人形誕生のルーツは、8代将軍徳川吉宗の
元文年間(1736~1741)の頃の京都の『加茂人形』にまで遡ります。
現在の江戸木目込人形の原点である『加茂人形』は、京都上加茂神社の
神官・堀川家に仕えていた高橋忠重が神事に使う奉納箱を作る柳の木の
残片を用い、木彫りをした人形に刻み目をつけ、それに、衣裳を木目込んで
作られたのが始まりといわれています。
加茂人形は、やがて京都の人形師によって商品化され、
正徳年間(1711~15)には、すでに江戸へ下った京都の人形師が多かったといいます。
江戸が文化の中心地として発展してくるにつれて、木目込人形も江戸風に変化しました。
江戸木目込人形は経済産業大臣によって、「伝統的工芸品」に指定されています。
くわしくは、伝統的工芸品産業振興協会のホームページをご覧ください。
元文年間(1736~1741)の頃の京都の『加茂人形』にまで遡ります。
現在の江戸木目込人形の原点である『加茂人形』は、京都上加茂神社の
神官・堀川家に仕えていた高橋忠重が神事に使う奉納箱を作る柳の木の
残片を用い、木彫りをした人形に刻み目をつけ、それに、衣裳を木目込んで
作られたのが始まりといわれています。
加茂人形は、やがて京都の人形師によって商品化され、
正徳年間(1711~15)には、すでに江戸へ下った京都の人形師が多かったといいます。
江戸が文化の中心地として発展してくるにつれて、木目込人形も江戸風に変化しました。
江戸木目込人形は経済産業大臣によって、「伝統的工芸品」に指定されています。
くわしくは、伝統的工芸品産業振興協会のホームページをご覧ください。
人形のまち・岩槻で作られている人形は、製法の違いから、木目込人形と衣装着人形とに分類されます。 衣装着人形は、人間が着る着物のように縫上げた衣裳を胴体に着せ付けます。 これに対し、木目込人形は、胴体(ボディ)を型から抜き出し、丁寧に修正します。 そのボディに彫った溝に直接布地を差込み、しっかりと貼り付けながら着ているように仕上げます。(くわしくは、「製作工程紹介」のページをご覧ください。) その製法から次の3つの特徴が挙げられ、その特徴が現代人の生活にマッチしたものと考えられます。 |
1.胴体は桐塑で生成され丈夫 木目込人形の胴体は、桐塑で作成されていることが多く、軽くて丈夫です。 しかも型崩れの心配が無く、都会生活で引越しなどが多い方でも安心です。 |
2.全体的にコンパクトで幅をとらない 木目込人形は全体的にコンパクトで幅をとらないものが多く、生活スペースが狭い現代人の生活でも、置く場所に困りません。また、収納する場合も場所をとりません。 |
3.愛着の湧く造形美 立体的な造形物としての原作者の特徴がはっきり出ます。 デフォルメの美をお楽しみください。 コンパクトだと、自分の人形なんだという愛着や思い入れが強くなったりしませんか? お子さまに、またはお孫さんに、かわいい江戸木目込のひな人形を贈ってあげてみてはいかがでしょう? |
貴方にとって大切な方、とってもお世話になった方へのプレゼント。あるいはどなたかへ、「是非とも あるいは大切な家族のため、ご自分の夢のため、まじめに日々を過ごされてこられた方々、ご自分へのご褒美として、自宅に木目込人形を飾られてはいかがでしょう? |
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